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かの有名な大阪の鬼才作家織田作之助の小説「夫婦善哉」(昭和十五年)は、昭和十五年の第一回文藝推薦作品として紹介され、それが文壇デビューとなりました。その「夫婦善哉」の中で当社のカレーを紹介しております。
二日酔ひで、頭があばれると蒲団にくるまって、うんうんうなっている柳吉の顔を、ピシャリと撲って、何となく外にでた。
千日前の愛心館で、京山小圓の浪花節を聞いたが、一人では、面白ひとも思へず、出るとこの二、三日飯も咽喉通らなかったこととて、急に空腹を感じ、楽天地 (旧歌舞伎座の前身の場所) 横の自由軒で、玉子入りのライスカレーを食べた。
「ここのラ・ラ・ライスカレーは、ご飯にあんじょうま・ま・まむしてあるよってうまい」と、ほめて柳吉が云った言葉を想ひだしながら、 カレーのあとのコーヒーを飲んでいると、いきなり甘い気持ちが湧いた。 こっそり帰ってみると、柳吉は、いびきをかいていた。
この中にある「玉子入りライスカレー」が現在の「名物 混ぜカレー」になります。
創業明治四十三年以来より代々受け継がれてきた伝統の味をご提供いたしております。
<直筆>
自由軒のカレー
大阪の『自由軒』と聞けば、これはもうカレーの元祖であり、
ドライカレーの豪華にして繊細な味が、
大阪の生んだ無頼派作家の織田作之助を思い起こさす。
1933年1月26日- 大阪府出身作家
浪速高等学校、大阪府立大学経済学部卒業。大学 在学中の1957年に執筆した「つばくろの歌」というラジオドラマ作品で同年度の芸術祭文部大臣賞を獲得。1974年には上方落語家の半生を描いた「鬼の 詩」で直木賞受賞。
以後文芸作品からエッセイ・社会評論などの著作を多数発表している。
藤本の知名度を高めたのは11PM(日本テレビ 放送網・讀賣テレビ放送共同製作)の大阪発の番組のキャスターで、1965年の放送開始から1990年の終了までの25年に渡って担当する皆勤だった。
それ以後も関西を中心にテレビコメンテーターとして活動も続けている他、阪神・淡路大震災被災遺児のための福祉施設「浜風の家」を運営している。
基本的に人に対して、敬語を話すことはあまりない。
普段の口癖は「ぐるり」(周囲、という意味の近畿地方の方言)
大阪が生んだ現代の絵師、成瀬國晴氏は1936(昭和11)年生まれ。
大阪の風俗や、芸能人・スポーツ選手の似顔絵を 独特の画風で描き、幅広い層の支持を受ける関西イラストレーター界の第一人者です。
テレビやラジオのキャスターも努め、1986年大阪府知事文化功労者表彰、1995年第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞を受賞しています。 1974年「見立て写楽東西名物男」(2会場で開 催)、1979年「鬼籍に入った上方漫才師」、1993年「ドキュメンタリースケッチPART6・大相撲『初場所はっけよい』」に続き5回目となります。
イラストレーター (WEBサイト)
1974 年 兵庫県生まれ
2003 年 2人展「bon appetit]開催
2004 年 2人展「cheers!」開催
2005 年 企画展「EXTEN2005」参加
2006 年 企画展「BEER Tシャツ展」参加
企画展「EXTEN2006」参加
2007 年 企画展「Tシャツ展だヨ・全員酒豪!」参加
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